【星とおひさまスタッフ勉強会】Joyful Communication Part-3

里山学校のスタッフとして、いつも子どもたちに寄り添って下さる優しさ溢れる真鍋さん。
Joyful Communication Part-2のサクラさんとご一緒に、親子でホースハーモニーの初トレーニングにいらして下さいました(息子さんの様子はPart-4でご紹介します)。

始まりはいつも”心を静かに穏やかにする”ことから。

まずはお手本を。(下の写真)
① ルーカスに近づきます
② ルーカスのパーソナルスペース外側で立ち止まります
③ すると、ルーカスが動き出し頭を下げて歩み寄ってきます
④ 「ありがとう。ルーカス」

上の写真の①から④のプロセスは、とてもシンプルですが、この中でも①と②のプロセスが最も重要です。このプロセスに、人の心と体の調和のすべてが凝縮されています。
次に、真鍋さんの様子は?


【心のコンタクト編】
① 静かにルーカスに近づきます
② ルーカスのパーソナルスペースに入らない位置で立ち止まります
③ ルーカスは頭を上げて人を見つめます(この瞬間、人と馬の確かな心のやり取りがあります)
④ そして、ルーカスが頭を下げて人に歩み寄ります
※ ②から④まで、人は立ち位置を変えていません。柵にかけている黄色と緑色のリードが目印です。

下の写真↓、人と馬の表情を比べてみてください。
顔の表情筋のリラックス度がほぼ同じです。つまり人も馬もソフトスマイル。
人も馬も穏やかな目をしています。
心と体がニュートラルな状態のスマイルです。

人と馬の自然な表情

その後、静かに喜びの感情が湧いてきます。
人も馬も喜び満面の笑み。(写真↓)
馬はいろんな表情をしますが、人との調和を感じているときはいつも、こんな表情をします。

ルーカスの口元が緩んでいます

馬に近づくときの、自分とルーカスの「呼吸」の状態。
自分とルーカスの「気」の状態。
心はどこにありましたか? 
心の状態と身体の動作は「一致」していましたか?

おそらく、質問してもすべてが言葉になることはないと思います。
答えはすべてこの写真が示しています。
どうぞ、”感じたまま”を大切に、温めてください。


【リーディング編】
心と心が繋がったあとは、リーディングに挑戦です。
これまでも何度か経験されているので、要領はご存知です。
さらに、横でサクラさんが、タロウさんに真っ正面から向き合っている様子をご覧いただいてますから、お手本は十分ですね。

①~④まで、人とルーカスの歩調も合い、互いにリラックスして歩いています。
⑤で一旦停止して、⑥から⑧でスムーズに発進。

下の写真、途中でルーカスが人を追い越して行きそうになりますが、リードを軽く引いて、二人の歩調を維持します。
二人の穏やかなやり取りは「目」で分かりますね。

真鍋さん:「ルーク、速いよ。一緒に歩こうよ。」
ルーカス:「あ、ごめんなさい。」

二人のやり取りには、下の写真のようなものもありました。
下の2枚の写真の違いをよく見て、比べてください。

左:停まったルーカスに気づかない。
右:ルーカス、しっかりと停止しました。
「あれっ?どうした?」

左の写真は、止まったルーカスに人が気づかずにリラックスして歩いています。
右の写真は、ルーカスがしっかりと停止してしまい、人が前進を催促しています。

右の写真は、人にとって、「気づき」の宝庫です。
1.リードの張りは、上の①から⑧の写真とは違って、緩んでいません。リードの張りが強まるということは、人の心も…張りますね💦。
2.ルーカスが頭だけを前に出して、体は動いていません。つまり、リードの張りに頭だけで反応しています。これは「拒絶」に近い状態です💨。
(※実はこの時、ルーカスもタロウさんも馬場の外のある様子に心が移っていました。)
3.ルーカスの「拒絶」は、人の心にどんな影響を与えるでしょう。
  それは…緊張です💦。
4.それは、人の体のどこに、どのように現れているでしょう。
  それは…肩です💦。
  右の写真は左と違って、肩が上がって力んでいます。

でも、人がほんの少しだけルーカスに向き合う角度を変え、 深呼吸により肩の力を抜くと、また二人は「我に返ります」。

互いにリラックスできました。
人のリラックスは、馬にとっては万能の安心材料です。
二人とも、さっきまでの緊張はどこへやら~。

歩調もぴったりと合って、共に歩き始めます。
お互いに緊張が解けた瞬間の気持ちを、どうぞ大切にしてください。
そして最後はやっぱり… 
こうなります。↓

ルーカス:「ありがとう。マナベサン。」
真鍋さん:「こちらこそ!ルーク、ありがとう。」

伝わるコミュニケーションはもちろん嬉しいけれど、「伝わらない…」それもひとつのコミュニケーション。
「いつまでも」繋がっていることよりも、「いつでも」繋がれること。
それがたぶん「自信」と「信頼」に繋がるのではないでしょうか。

これが、この日のルーカスからのギフトでした🎁。

【番外編】
「フォースと共にあらんことを」(スターウォーズ、ジェダイの騎士です!)
手のひらをルーカスの腰にかざして、ルーカスに試したら
「!!!!」
おぉぉ、通じたぁぁ!

目には見えない「フォース!」で動きました~~感動!

       真鍋さん、次のトレーニング相手はボクですよ~♪


「待ってまーす!」
タロウさんより

【真鍋さんよりご感想を頂きました】
寒さで顔が引きつっていましたが(汗)心はあたたかくなるホースハーモニーと学びをありがとうございました。
ルーカス君といると、自分の心の揺れをよく感じることができました。
自分でも気がつかない揺れにも反応して、歩みが止まったりしましたが深呼吸してニュートラルに戻ると、また歩み寄ってくれるその繰り返し。
ホースハーモニーを通して、すぐにニュートラルに戻れる自分でありたいと思いました。
スタートラインに立ったばかりですが、これからもご指導よろしくお願いいたします!

【スタッフより】
そうですね。「心の揺れ」ってありますよね。
「揺れ」は人にも馬にもありますが、人馬の間にハーモニーが生まれると、その「揺れ」がどんな「揺れ」になるのか。
次回は「ニュートラルと揺れ」について、タロウさんと一緒にやってみましょう!
私たちもとても勉強になりました。
ホントに寒いなか、ありがとうございました。

☆次回の「Joyful Communication Part-4」では、息子さんの様子をお伝えします。

※本ブログへのお写真掲載とお名前公表につきましては、ご本人様より、ご承諾を頂いております。

【星とおひさまスタッフ勉強会】Joyful Communication Part-2

先週に引き続き、いつも里山学校をスタッフとしてお手伝いして下さっているサクラさんが、今日もホースハーモニーのトレーニングに来てくださいました(o^―^o)。
前回は、タロウさんに何度もパクパクやられ💦、スルーされ💨、ルーカスと心を通じるまでに時間を要したサクラさん…でも、最後はばっちりと繋がりました。☞ Joyful Communication Part-1参照
(ちなみに前回は、冷たい風が強く、近くの田んぼで伐採した竹を裁断機にかける音が唸っていて、タロウとルーカスだけではなく、人間もかなり気が散る環境でした。)

今回は、いろいろとありましたが、そのダイジェスト版をお伝えします。


【タロウさん、まわれ右】
サクラさん、リーダーのはずでしたが、いつの間にか、逆にタロウさんに引っ張られて、お尻を向けられてしまいました。(写真↓)

タロウさん、そっぽむく。

この状態はあまりよくありません。
この状態で二人の心が離れたら危険です。
でも、サクラさんは慌てずにリードをチョンチョンと引いて、
「タロウ、今は、リーダーを見るんですよ。」と、
タロウさんの気持ちをサクラさんに引き戻します。
力(パワー)は使っていません。(下の3枚連続写真)

「タロウ、こっちだよ~」
🐴「は~い」
「さぁ、行くよ~♪」

タロウさんの落ち着いた反転と、サクラさんのリードの緩みが、二人の「信頼関係」の深さです。
ここで二人が落ち着いていられたのはなぜでしょう。

それは、サクラさんの立ち振る舞いを見るとよく分かります。
たとえタロウさんがどんな態勢になっても、すっと立って、リラックスしているのです。ソフトスマイルで👍。
二人の間に「命令と服従」や「服従拒否」などと言った観念がなく、お互いの心のキャッチボールができています。
それが理由です。



【サクラさんのしっぽ】
タロウさんを引馬している途中、タロウさん、いきなり頭をあげてカプッといきそうになりましたが、サクラさん、きちんと抑えました。
「ノー!」(写真↓)

ところが今度は、引馬の最中に背中をカプッと。

噛まれながらも、脚はシンクロしています(笑)

サクラさん、母馬がしっぽで仔馬をたしなめるように、リードを上手に使ってたしなめます。(写真↓)
サクラさん:「噛まない!」
タロウさん:「ハイ⤵」

これ! とてもいい感じです。

タロウさんが、サクラさんにいちいちちょっかいを出し、サクラさんがそれを軽くかわしている姿。
「噛まれるのは、自分に、なにか足りないところがあるからだ。」とか、
「そもそも噛むのは、馬のしつけがなっていないからだ。」とか、
世間一般のそんな「枠」に囚われていません。
真正面からタロウさんの「在るがまま」に向き合っている姿が、見ている私たちを温かい気持ちにさせてくれます。


最後におまけの一枚📷。
今回のベストショット!(ピンボケもまたよし!!(;^ω^))
タロウさんとサクラさん、とてもユーモラスで、なんかドリフターズみたいですねー(笑)。

タロウさんが突然バタついたので、ビックリしたんですね~
二人して「フンガァー!」

サクラさん、今回は、「いつでも」心がここに「在り」ました。
それにしても、ここまで向き合ってやり取りできて、タロウさんも、相当嬉しかったことと思います。
二人の、そして見ている私たちにとっても「Joyful Communication」でした。
今日も寒い中、ありがとうございました<m(__)m>。

【サクラさんのご感想】
前回は全然自分が出せなかったのですが、今回は少し出せたので、いろんなやり取りができました。
自分に余裕がないとか、あるとか、そういうのが、こうまでも色々なことに響いているかと、自分を丸裸にされる感じです。
自分にパワーがないときは向き合いきれないというのも感じたので、子供たちにも多くを求めてはいけないなーと思いました。

【スタッフより】
サクラさん、お疲れ様でした! 今回の気づきは、次回の気づきの種です。
今回感じたことが、どんどん洗練されていって、馬からどんなギフトをもらえるか、楽しみですね。(^^) 次回またお待ちしております。

次回は、今回サクラさんと一緒にホースハーモニーのトレーニングをして下さったおふたりとルーカスの様子をお伝えします📷。

【星とおひさまスタッフ勉強会】Joyful Communication Part-1

いつも里山学校にスタッフとしてお手伝いに来てくださり、子どもたちの遊び(学びの種)のテーマをいろいろとご提案して下さるサクラさん。

葉山ハーモニーガーデン「馬の学校」で息子さんやお嬢さんと一緒にホースハーモニーをするようになってから1年以上が経ちました。
そんなサクラさんが、里山学校のスタッフとしてホースハーモニーを深めるためのトレーニングをしにいらして下さいました。

【サクラさんとタロウ編】

「おはよう!」とあいさつするサクラさんの笑顔に、タロウもすっと近づいていくものの…

サクラさんはいつお会いしても笑顔が素敵な方です(o^―^o)。
馬場に入ると、自然にタロウさんが近づいてきます。
そして「わーい、サクラさ~ん。ぱくっ!」
出ました💦。
タロウさんの「パクッ」💨

噛むのは「ノー!」とボディランゲージで伝えます

もちろんサクラさんは、これまでの積み重ねの中で「パクッは止めて!」のボディランゲージを知っています。
でも、 こうしている間にもサクラさんは「パクッ、パクッ」と噛まれそうになり続けます。
なぜでしょう…。
上の写真、私がリラックスして、全身で「タロウさん、噛むのはノーだよ。」と言うと、タロウさんはサクラさんの方を向きました。
サクラさんは手だけで「ノー」です。
そしてタロウはサクラさんを「パクッ」 💨

サクラさんはリラックスの仕方を知っています。
でも、なぜリラックスできないのでしょう。

全身での意思の伝え方も知っています。
なぜ全身ではなくて、手だけで伝えるのでしょう。

タロウさんの陰になって良く見えませんが、サクラさんの立ち方は「あいまいな」立ち方をしています。

なぜあいまいに向き合うのでしょう。
向き合い方は知っているのに。

いつもなら普通にやっていることが、今回はちょっとちぐはぐ。

サクラさんの足元に直径1.5メートルの円を描いて、このパーソナルスペースを基準にタロウさんとのスタンスの取り方を確認することにしました。でも、タロウさんはスルーして通り過ぎてしまいました。(写真下)

ちょっとさびしい・・・

タロウさんはなぜスルーしたのかな。。。
大好きなサクラさんなのに。


【サクラさんとルーカス編】
タロウさんとの意思疎通がちぐはぐだったサクラさん。
気分を変えてルーカスの馬場へ。ところが下の写真のように、ルーカスは、
ほんの少しの時間そばへ寄っては来ますが、すぐに離れて行ってしまいます。
また近寄ってきても、すぐに離れるかお尻を向ける…

いつもなら、「サクラさん!こんにちは!」と言って近寄ってくるルーカスなのですが。
今日は、ちょっとぎこちないです。

ここで、タイセイ君の「心呼吸」と「信呼吸」をします
…状況は変わりません。

もしかしたら「心呼吸」と「信呼吸」 になっていないのかも。

でも… 
ルーカスの心は、サクラさんが馬場に入ってきたときから、ずっとサクラさんに向いています。片時もサクラさんから心が離れたことはありませんでした。
馬体の向きと耳の方向からもそれが分かります。(写真上右)

サクラさん、ルーカスの心、気づいていましたか?

ここで、サクラさんに質問です。
「今、何を考えていますか?」
質問を変えます。
「心はここに在りますか?」

「!」

サクラさん、質問の意味がわかり、気づいたようです。(^^)

するとその直後

サクラさんとルーカス、やっと繋がりました。

「サクラさん、待ってました!」とばかりに、すぐに来ました。
頭をすーっと下げて、サクラさんのもとへ。
穏やかな目をして。

いつもながら、このシンプルで分かりやすいレスポンス。
最もシンプルな心と心のやりとり。

心がニュートラルに戻った時の「人」の表情と、
「おかえりなさい。」の「馬」の表情

ルーカスはやっとサクラさんと心が繋がってホッとしているのかな。
馬と人、人と馬。  このシンプルなやり取り。
シンプルだからこその奥深さ、終わりのない世界。
ジョイフルな世界。



サクラさん、ホースハーモニーは、まず自分とのハーモニーかもしれませんね。
そして、最後はやっぱり「Joyful Communication!」

※本ブログへのお写真掲載とお名前公表につきましては、ご本人様より、ご承諾を頂いております。

「大人のための里山学校」特別企画Part2 3月10日(日)開催について

虹色の子どもたちの「虹色な日々」
虹色の子どもたちを囲む「虹色の大人たち」🌈

それは、とてもとても豊かで優しい日々のはず… 
だってみんなお互いが七色なんですから。(^^)

七色あるからこそ、虹は輝き、みんなキラキラ輝ける。
でも私たちの目は… 
せっかく目の前で「虹」が輝いているのに、「霧」でおおわれて見えないことが…

その「霧」はどうしたら晴れるのでしょう。
キーワードは「おひさま」ですね。

ぜひ「星とおひさま 里山学校」の校長先生でもある星山先生と、
タロウとルーカスが案内する「おひさま」の世界をかいま見てください。

昨年8月から始まりました里山学校での「大人のための里山学校」でのコミュサポ講座は、2月で7回目を数え、全7色の講座をひと回りしました。
今年度最後の里山学校開校となる3月は、昨年8月からの締めくくりにふさわしい内容をと考え、特別企画Part2と題して、星山先生と葉山ハーモニーガーデンの下山良嗣とのトークセッションを企画致しました。
毎回、好評を頂いております星山先生との「相談フィーカ」も同日開催いたします。
皆さまのご参加をお待ちしております。 ☞チラシはこちら

【日時】
2019年3月10日(日)
★10時00分~14時00分
 トークセッション&ホースハーモニー 小雨決行(荒天の場合中止)
 相談フィーカあり(要申込み)

【会場】
葉山ハーモニーガーデン

【講師】
★セミナー 星山麻木(明星大学教育学部教授)
 ※急な公務により講師が変更になる場合があります 
★ホースハーモニー 下山良嗣(葉山ハーモニーガーデン)

【定員】
大人  15名 (定員になり次第締め切らせて頂きます)
子ども 15名 (    〃    )

【受講料】
大人 1名¥10,000-(ご夫婦でご参加の場合:お二人で¥17,500-)
子ども1名¥ 1,500-(年齢に関わらず参加料がかかります。保険料を込みます)

【持ち物】
★筆記用具
★昼食・お飲物は各自ご持参ください
★フィーカご参加の方は、ご自分用のお茶のご準備と、お菓子は毎回皆様の持ち寄りとさせて頂いておりますので、ご協力をお願い致します

【内容】 
★トークセッション
今年1月に行われた「大人のための里山学校 特別企画 Specialフィーカ」につづき、3月は「特別企画Part2」と題して、星山麻木先生と葉山ハーモニーガーデンの下山良嗣とのトークセッションを企画いたしました。
大人も子どももみんなで、トークセッション+FIKAを行い、子どもたちの「虹色の日々」、子育ての「虹色の日々」、そして、タロウとルーカスの「虹色の日々」、じっくりと話を深めてみたいと思います。

テーマは、
「虹色の子どもたちにとって本当に必要な“解放と受容、そして共感”について」です。
「開放」するのは「誰かを」、「何かを」。
でも、「解放」するのは… ?
「受容」するのは、誰から?、何を?
「共感」するのは、そもそも誰に?、何に?
こんなテーマ、一人で考える暇など、普段はありません。でも、この里山で星山先生や、タロウとルーカス、そして何より集まった皆様ご一緒に虹色の子どもたちについて学び合い、自分を見つめ、優しいまなざしで人間理解を深めていきましょう。

★ホースハーモニー
馬に乗らずに地上で馬のボディランゲージを読み取り、私たち人間も言葉ではなくボディランゲージを用いて、馬を「観察する」、「感じる」、「察する」、そして「伝える」。
言葉の通じない相手(馬)とコミュニケーションを図る体験は、自分自身の優しさや思いやりはもちろん、相手の存在を感じ、気持ちを察すること、待つことの大切さなどを思い出させてくれます。
馬と心を通わせることで、人と馬、人と人、自分を取り巻く環境との「調和」を体感する経験です。

★相談フィーカ
今回も特別企画として、星山先生を囲み、皆さんで子育てのことを分かちあう「相談フィーカ」を開催いたします。
ご希望の方は、お申込み時にお知らせください。
フィーカとは、スウェーデンの文化で、お茶を飲みながらみんなで語らう「みんなが仲良く暮らしていくために必要な時間」を意味する言葉です🍘🍪☕

【お問合せ・お申込み】
★お問合せ・お申込みは、下記のメールフォームをご利用ください。
★お申込みの際は、参加者全員の氏名・人数・お子様同伴の場合は学齢・連絡先(雨天中止の場合の連絡に使わせて頂くため)・駐車場ご利用の有無をお知らせください。
★相談フィーカご希望の方は、そちらも併せてお知らせください。
宜しくお願い致します。

お問合せ・お申込みは、こちらよりお願い致します。 ☞クリック

春はそこまで♪

 今日はポカポカとして春を感じる陽気ですね。
そろそろどうかな??と畑の土手を歩いてみると…
「あった!!!」

これ、見たことあるかな?
春を告げる「ふきのとう」です

 気にして見ていないと、あっという間に花が開いてしまう「ふきのとう」。
花芽が育ってしまうと苦みが強くなってしまうので、美味しく頂く場合は
小さなつぼみのうちに摘み取ります。春先の山菜は、冬の間に身体に溜まった毒素を排出してくるれる働きがあると言われていて、季節の変わり目のこの時期、天ぷらやお浸しで頂くと良いですね~。

駐車場の横には、この暖かさでちらほらと梅の花が咲き始めました。

風もなく穏やかな今日のハーモニーガーデン。
梅の花と水仙の香りが、温かな陽ざしの中で
甘く、何とも言えない良い香りが漂っています🌺。
数日前には「メジロ」🐤の姿も見ることができました(動きが速いので撮影できませんでしたが・・)。「うぐいす」も、もう少ししたら来るはずです。
里山では、季節の移り変わりを色々なところで感じることが出来ます🍃。

今日のおまけの一枚!
タロウとルーカス、ふすま湯飲ませてもらってご満悦!

飲み終わった後も、お行儀良いルーカスに対して…
タロウ… (-_-;)

【虹色の馬と人】名馬はことごとく悍馬(かんば)より生ずる

悍馬(かんば)とは、気性が荒々しく、御しにくい馬のことです。
「名馬はことごとく悍馬より生ずる。」とは、伊達政宗公の言葉なのだそうです(山岡荘八著「伊達政宗」講談社)。

日本の中世政治史に詳しい、京都大学名誉教授の上横手雅敬教授(文学博士)によると、源平合戦の頃、武士達に尊ばれたのはおしなべて、皆、「悍馬」だったとのこと。

気性が激しい、個性が強い… 
当時の侍たちは、そんな馬を敬遠するどころか、逆に尊敬し、愛し、信頼関係を構築して、愛馬に自分の命をあずけて戦場に赴き、侍たちの家族は、自分たちとともに暮らした「馬」と一緒にいる自分の父の、夫の、息子の無事を信じることができました。

「調教が入りにくい。」などという言葉とは全く無縁の世界ですね。
「調教が入りやすい。」と言えば、「素直」⇒「普通」⇒「平均的」⇒「育てやすい」。一概には言えないでしょうが、つい、そんなイメージをしてしまいます。

調教が「入らない」のではなく、馬の「個性」と向き合っていたのです。
「枠に収めよう」としていたのではなく、まったくその反対で、「馬の本質」を「引き出そう」としていたのです。

東京国立博物館所蔵の重要文化財「牧馬図屏風」などを見ても、「あぁ、大変だなぁ。」とか「昔の人は凄いなぁ。」と一目で感じられる様子が描かれています。
人々が皆、イキイキと、そして真剣に馬に向き合っている姿が凄いのです。

「名馬はことごとく悍馬より生ずる。」 と言っても、額面通りに、ただ「荒々しくて、御しにくい」ことだけを考えるのはすこし早とちり。

おとなしくて、やさしいけれど、ここ一番で勇敢さを発揮する馬の話は枚挙にいとまがありません。
鈍重で、のんびりさんの馬が、ここ一番の時に、その秘めたパワーを発揮したという事例も沢山あります。
いつも寝転んで昼寝して、草ばっかり食べて、人から見放された小さな競走馬が、大きくてたくましくて、負け知らずのエリート馬を、一対一のマッチレースで何馬身も差をつけてぶっちぎりで圧勝したという事例もあります。

タロウとルーカスも、個性豊ですよ。
タロウは、純粋でまっすぐで、駆け引きがまったくと言っていいほど通じません。でも人の「嘘のない心」を裏切ることはありません。
ルーカスは、フェラーリのような荒々しさとパワーを秘めているのに、そのパワーを自ら出そうとはしません。いつでも「人の心」を受け止め、受け入れて、寄り添ってくれます。
食い意地が張っているのはルーカス。
出された分を、きちんと食べて、その後あまり執着しないのはタロウ。
ちょっとしたことにビビるのはルーカス。
ビビったルーカスにビビるのがタロウ。
個性って、どんどん見えてきます。
大雑把に「こんな性格」などと言えるものではありません。本当にいろんなところが見えてきて、それこそ「!」と「?」の連続です。

ふと、考えてしまいます。
もしかしたら、昔の人々は馬並みに個性が多様で、たくましくて、「!」と「?」に敏感で、言語で認識するよりも、心で「感じる」ことの方が多かったのではないかと…
生きることに真剣に向き合うと、個性を抑えるのではなく、その個性を洗練して生き抜くことが必然的に求められるのではないかとも思えてきます。
「牧馬図屏風」に描かれている個性豊かな馬たちと、その馬たちに向き合っている人々の様子に思いを馳せると、その馬たちに関わった人々の個性の多様性が見えてきて、そして人々の多様な個性が受け入れられるだけではなく、尊ばれていたということも見えてくるのです。

「名馬はことごとく悍馬より生ずる。」

なんか、おおらかさと温かさを感じる、馬にも人にも優しいことばです。

タロウさんの欲求不満

これまで「里山学校」にいらして下さった皆さま。
「星とおひさま葉山里山学校」の皆さま
「馬の学校」の皆さま
もちろん、これから!と興味を持って下さっている皆さまも!

最近のタロウさんの話題をひとつ。

最近、タロウさんはよく人に噛みつきます。←さらりと書くようなことではないですが💦。
1月の里山学校でも甘噛みされてしまった子どもたちが少なからずいらっしゃいました。
痛い思いをさせてしまい、本当に申し訳ありませんでした。

昨年秋ごろは、とても穏やかで、人懐っこかったタロウさん。
ご近所の皆さまからも、
「最近、タロウちゃんの顔つき変ったよね。穏やかになったよね。」とか
「前はもっとわんぱくだったよ。最近、落ち着いているよね。」などと言われ、これも皆さまから愛情を注いで頂いたおかげとても嬉しく思っておりました。

2017年、初めて葉山に来たばかりの頃のタロウは、愛嬌があって、とても優しいけれど、人のパーソナルスペースにガンガン入ってきて甘噛みする、たまにちょっとやさぐれた雰囲気を見せる馬でした。

タロウが葉山に来た最初の年、ある馬術家がお見えになり、その際、その方がタロウに二の腕を噛まれてしまいました。
タロウは私たちが馬場で立ち話している最中に、またずかずかとその方のパーソナルスペースに入っていって、また噛みました。
その瞬間、その方は間髪を入れず、タロウの右顎に強烈なフックを一発放ち、「この噛み癖は、馬の悪癖の中でも一番悪い癖。あなたのリーダーシップがたりない証拠。」と言われてしまいました。(ショボン…)

その方はよほど腹が立ったのか、フックを放った後もボクシングのようなファイティングポーズを解かず、「また来たらもう一発お見舞いするぞ!! 人間を舐めるなよ!!」とのボディランゲージ。
タロウは白目を剥いて、顎をあげて鼻息を荒くし、敵意丸出しでした。

私は、この光景に少しショックを受けましたが、
「なにも馬を殴らなくても、『人を噛んではいけないよ。』という意思が伝われば、馬は噛みません。噛まれてから懲罰を与えるよりも、馬を良く見て、自分が圧迫感を感じるくらいのパーソナルスペースに入って来そうな時点で、『それ以上接近しないで。』と教えてあげればいいだけです。馬は理解しますよ。」
と言いながら、まだ興奮して白目を剥いているタロウに、「噛むのはノー。」とボディランゲージで伝えました。

そして息を吐き、言葉にならない私自身の「気」を静めて、「この人のパーソナルスペースから離れなさい。」と、これもボディランゲージで静かに優しく伝え、タロウは素直にブルルゥと息を吐きながら、その方のパーソナルスペースから出た行ったという出来事がありました。

その時感じたのは、その方が私を、そして私たちと暮らしているタロウとルーカスを「評価しようとしていたのかもしれない。」ということでした。
タロウは純粋真っすぐ君ですから、もっと何かを感じていたのかもしれません。

でも、タロウにフックを放ったその方は帰り際に、「ちょっと自分の馬との関わり方を考えてみる。」とチラッとおっしゃってくださったので、私はとても嬉しく思いました。

話は今にもどります。

私も最近のタロウの様子の変化がちょっと気になっていました。
でも、以前のタロウに「戻った」という感じではありません。
それは明らかです。
昨年秋ごろからの、あんなに穏やかに、人との関わり合いを、心から喜んでいたタロウは何だったのか…

「何か」あるのです。
タロウが言いたいことが… 
ヒトにわかってほしい「何か」が…
そのメッセージはいったい何なのか?

そこでグランドワークの先生からのアドバイス。
「タロウは自尊心と自立心の塊で、かつ頑固。方向変換を何度もやってみては? パニッシュ(懲罰)なしでね。 時間がかかるかもしれないけれど。とりあえず、とにかく方向変換のトレーニングを沢山して、タロウといろんなやり取りをすること。そこからタロウが何かを思い出したり、あなたが何かに気づくかもしれない。」とのことでした。

方向変換はいつもやっていることですが、タロウさんに改めてきちんと、トレーニングとして付き合ってもらいました。

リードをつけて、左に。はい、停止。そしてすぐ右へ。これを繰り返します。
今度はリードを外して速足で右回り。はい。停まって。
はい。今度は左回りで行くよー!

タロウさんと一緒に、方向変換のグランドワークをしているうちに、私は気づきました。
タロウさんは私と共に「今、ここ、自分」。
「心」と「体」が一致した会話を楽しみたかったのではないかと。

無心でタロウさんとグランドワークをしているうちに、ふと思いました。
もしかしたらタロウさん、あなた、これを「子どもたちとやりたいんだぁ!」ってこと??

おそらくタロウさんは、皆さまとのもっと深い、そして具体的なコミュニケーションを求めているように感じました。

次回から里山学校 (初めてではない方) や馬の学校でホースハーモニーを経験された皆さまへの説明とやり方が、もう一歩深いところへ行かざるを得なくなりました。

今までは「心」をメインにやって来ましたが、次回からは「心」と「体」を一致させる方向でホースハーモニーを進めていく予定です。どうぞお楽しみに🐴。

タロウさんからのギフトでした。

殻を抜けた!~馬の学校にて~

毎週土曜日に開いている「馬の学校」。
いつもの生徒さんたちが今日もタロウとルーカスと心を通わせます。
今日は、最近少し気になっていたタイセイ君(小6)のことについて。

タイセイ君 は、私がいつも口すっぱく言っていた“深呼吸”を、「心呼吸」と「信呼吸」と命名してくれた生徒さんです。
詳しくは【馬と人の関係】心はあるけど無言でいること(2018.10.16)ご参照ください。

先週、タイセイ君は長鞭を使ってタロウを走らせる練習をしましたが、タロウさん、まったく走ろうとしませんでした…。 残念なほど、微動だにせず。
(昨年の夏期集中講座「タロウくらぶ」で、大塚先生のご指導でマスターしているのですが。)

今日は、ルーカスと引馬で一緒に歩く練習をしました。
いつものように、ルーカスと心を通わせるプロセスから入ります。
でもルーカスは…⤵

腰が引けてるタイセイ君と、緊張気味のルーカス
(目がちょっと吊り上がってる👀)
ついに突き放すルーカスと、のけぞるタイセイ君

なんだか、二人の心がすれ違っています。
ルーカスの反応にタイセイ君はちょっと意外な気持ちだったかもしれません。
この後、やり慣れているはずのリーディングというグランドワークを始めましたが、ルーカスは頑として動こうとしません。

頑なに指示を拒んでいるかのようなルーカス。
ウ、ウゴカナイ…(-_-;)

あまりにルーカスが動こうしないので、私が途中でリードを変わりました。
私がリードを取った瞬間、ルーカスは、安堵したかのように深く息を吐きました。 ”ふぅ~”って。

再びタイセイ君にリードを渡しましたが、ルーカスは鼻を前に出して指示を拒み、タイセイ君のリードの張りがますます強くなって行きます。
ホースハーモニーは「力(パワー)」を使いません。
「心呼吸」と「信呼吸」 のタイセイ君、基本を忘れてるかな?

リードの張りを強めるタイセイ君と固まるルーカス

二人の心のすれ違いをみて、ちょっと休憩をはさみました。
休憩と言っても、基本中の基本、ルーカスの馬房掃除です。

基本に戻るタイセイ君。
「厩七部に乗り三部」

私:「『厩七部に乗り三部』っていうのはね、厩の掃除、飼い付け、とにかく馬の命に直接関わることで、馬に心を向けること。馬と心が通じたら、「乗り」は三部でも十部並みだということかもしれないね。心が通じたら嬉しいもんね。」

私:「ねぇ、さっき途中で私がリードを代わった時のルーカスの様子に気がついた?」
タイセイ君:「ぶるぶる言って、深く息を吐いた。」
私:「さすが!よく気づいたね。あれはルーカスのどんな気持ちかな。」
タイセイ君:「僕からリードが離れて緊張が解けた。」
私:「そうだね。よく分かったね。タイセイ君、ルーカスを緊張させてたね。なんでだろう。」
タイセイ君:「・・・」

タイセイ君はすでに気づいています。これ以上、何も訊く必要はなし!

私:「もう一回やる?」
タイセイ君:「やる。」

歩調があって… 右に。
2人⁇の脚がシンクロしてる!
左に。
二人の息がぴったり!!
ルーカスもさっきまでとは雰囲気が違いますね!

もう何も言うことはありません。

タイセイ君の「心の不在」を、ルーカスはきちんと受け止めていました。
タイセイ君の「心の晴れ」も、ルーカスはきちんと受け止めました。

後でタイセイ君に、「今、どんな気持ち?」と聞いたら、
「ん~、なんか殻から抜けた!って感じ。」という言葉が出てきました(o^―^o)。

わかるわかる。そう、そんな感じだよね。
みんな同じだよ、「馬と共に遥かな旅」は。

いつもありがとう、タイセイ君。

※本ブログに掲載させて頂いているお子さまのお写真とお名前掲載は、ご家族様のご了承を頂いております。感謝申し上げます。

大賀 野のはなカウンセリングセンター

今春4月からオープン予定の、「星とおひさま葉山里山学校」のスクールカウンセラーとして、大賀たえ子先生をお迎えすることになりました。
大賀先生はカウンセリングの他にも、子どもの育ちに関するご講義もしてくださる予定です。

【ごあいさつ】
・・・・・・・・・・
なぜ、衣服のことで思い悩むのか。
野の花がどのように育つのか注意してみなさい。
働きもせず、紡ぎもしない。
しかし言っておく、栄華を極めたソロモンでさえ、この花のひとつほどにも着飾っていなかった。(マタイによる福音書より)
・・・・・・・・・・

 皆さま、はじめまして。「大賀 野のはなカウンセリングセンター」センター長の大賀たえ子と申します。
 カウンセラーとして勉強を始めた当初から、主に子どもの成長や発達の問題にかかわって参りました。それを契機に、本格的に人の一生の問題・悩みに向き合うべく、子どもから成人の精神医学と並行し、一貫して精神医学の研鑽に努めて参りました。
 さらに1995年より、かねてから関心を寄せていました脳科学の分野と、人の成長や発達及び精神とが深い関係があることを認識し、脳科学を基本においた成長や発達、精神の在り方についても研究を重ねて参りました。

日々のカウンセリングの中で、人の成長や発達、障がいとは何か、精神や脳の働きとは何か、家族とは何か、社会とのかかわりとはどのようなことかを考えることが実に多くあります。

私の活動の前半は研究と教育現場を並行し、後半は研究・実践を生かしたカウンセリングを行ってまいりました。

その中では、いつも明らかな答えが出るばかりではありませんでした。

教育学、精神医学や脳科学という科学的な考え方と、科学では処理できない現実的な生活の様々なこと。

そしてクリスチャンとして、すべてに神様から愛を頂いていることに深く思いを致し、少しでも皆様のおそばにいられますよう努めて参りたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。

2019年1月20日
大賀 野のはなカウンセリングセンター センター長 
大賀たえ子

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オキシトシンタッチ!やってみました。

馬の学校、久しぶりのブログアップです。
毎週土曜日に実施している馬の学校。
この1年間、小2から小6の子どもたちがタロウとルーカスと心を通わせ、馬の体と心のことを少しずつ学んできました。
グランドワークを通じて、タロウとルーカスを「観察」し、「感じ」、「察し」て、そして「伝える」経験を積み重ね、今ではみんないっぱしのホースハーモニスト。

 今年初回の馬の学校のテーマは、「オキシトシンタッチ」
オキシトシンタッチとは、愛情ホルモン、幸せホルモンとも呼ばれる「オキシトシン」がタッチする方にもされる方にも分泌され、結果的に心身が癒され、幸せな気持ちになるタッチです。

「皮膚は「心」を持っていた!」(著者:桜美林大学リベラルアーツ学群教授山口創先生)という本に詳しく書いてあります。

飼い犬と飼い主が触れ合うと互いにオキシトシンが分泌され、幸福感に満たされるという研究成果が注目されています。
葉山ハーモニーガーデンのアドバイザーであるジアスセラピストスクールの西村校長先生がなさっている犬や猫に対する実験で、かなりのデータが蓄積されたとお伺いしたのが2カ月前。
それからハーモニーガーデンでもタロウとルーカスに試してまいりました。

その効果は明確で、タロウもルーカスも「オキシトシンタッチ」をしているととてもリラックスします。

子どもたちにオキシトシンが分泌される手のひらの当て方、擦り方を簡単に説明し、相互に練習しました。

最初はまじめにやってましたが、相手を変えたらとたんにオチャラケモードに(泣)

「オキシトシンタッチ、どうかな? 幸せな感じになる?」
「うん。なる。」
「じゃぁ相手を変えてやってみよう。」

とたんにオチャラケモードになり、変顔連発の子どもたち。

じつは改まってオキシトシンタッチという以前から、馬の学校の生徒さんたちとそのお母様、お父さまの間ではタロウとルーカスに対して「ソフトタッチ」という呼び名で実施しておりました。

ソフトタッチをしている人と馬が、お互いに体内でオキシトシンが分泌されているという科学的検証はしていませんでしたが、呼吸を通じて、手のひらから優しさをタロウとルーカスにしみ込ませるというアプローチです。
タロウとルーカスにオキシトシンが分泌されているか否かという視点ではなく、タロウとルーカスがリラックスしている様子を、ボディランゲージから感じ取るということを実践していました。

子どもたちは、馬体への触れ方、その時の心の在り方、そしてタロウとルーカスの気持ちをどこで読み取るかをすでに体得しています。

体重500Kgのルーカスがこの表情
何をはなしているのかな?
見つめあったあと、ルーカスが後を追う。

親子で、ご夫婦で、もちろんペットとも。 オキシトシンタッチ。 
おすすめです。(^^)

オキシトシンタッチの後は、高学年ペアで、長鞭を使ってタロウとルーカスを走らせる練習も。昨年、タロウくらぶで大塚先生から教わっているので自信満々ですが…あれれ?

タロウもルーカスも… 動かない… のではありません。

もう少し、タロウとルーカスの様子を観察していると、いろいろと気づくはずだから、そのまま観察を続けてみて!という言葉がけから、感じていくものがあります。
子どもたちは、本当に純粋な気持ちで馬に接していくので、気づく感性も高く、言葉のない時間のなかから毎回色々なことを吸収しているように感じます。

本日のお楽しみ♪は、”五平餅”を焼いて食べました~。
アツアツで美味しかったねヽ(^o^)丿。
今、目標に向かって努力中のMちゃんが復帰したら、またやろうね。
火起こしはやっぱり、Mちゃんがいないとさびしいね。

うまい! もう一本!! 満面の笑み~
おかわり続出でした♪

また来週~(^_^)/~。

葉山ハーモニーガーデン