【馬と人の関係】Think like a horse その1(2018.12.3)

「パパは馬に接するように、私には接してくれない!!」
ガーン!! 小5の長女に言われてしまいました。
「パパは全然わかっていない! 馬には待つことが大切というけれど、いつも私を急かして待ってくれない。」
まだまだ続きます。
「いつもやる前に結果を押し付ける!」
更に続きます。
「馬には、観察して、感じて、察して伝えることが大切というけれど、私のことは何も観察してないし、鈍感だし、察してないし、パパの言うことは私には伝わらない!!」
本当にガーンです。ガーン。

【馬と人の関係】心はあるけど無言でいること
にも書きましたが、自分の自覚と異なることを言われたとき、そんなつもりではいないのに自分の心と全く正反対のことを言われたとき、すなわち「心はあるのに」、その心がまったく伝わっていなくて拒絶されたとき、少なからずショックです。(いえ、内心かなりショックで動揺しまくりです。)

娘は私が急かすと主張する。私は急かしてはいないのに。

娘は私に、結果を押し付けられるプレッシャーを感じている。私は結果を押し付けてはいないのに。

娘は私が娘の心を観察していないし、感じていないし、察していないし、私の意志が伝わっていないと断言する。私はいつも観察しているし、感じているし、察しているし、娘に伝わるように話しているのに。

自分の「つもり」。娘が真っ向から否定する、私の「つもり」。

こんな時は、馬の学校の生徒さん(T君、小6)の「心呼吸」、「信呼吸」のとても良いチャンスです。(当然ですが、かなり動揺し、寂しさも感じているのですが。)
まずは心はあるけど無言で静かに呼吸します。
そして、相手に伝える前から伝わっていることを信じて呼吸します。
相手はタロウとルーカスだけとはかぎりません。

娘は私を一番身近に見ているわけですから、私の弱い部分(誰よりも当の私が一番気にしている部分)をよく見ています。
そして、それを直球で投げてきます。
もちろん、大人の理論や人生経験で11歳の娘を論破したり、自分を正当化するためのウソ、ごまかしで責任回避・責任転嫁すことも可能です。
そもそも聞こえないふり、知らないふりだって、やろうと思えばやれると思います。

私は娘の直球を「呼吸」で受け止めます。
動揺
伝わっていないもどかしさ
落胆と寂しさ
いろいろな感情が渦を巻きます。

でも、
息を吸うとき私は静か
息を吐くとき私は微笑む

すると…
感情的な部分はそぎ落とされて、私の立場(娘の立場でありません。)から見える単純な事実だけがありのままに浮かび上がります。
それは、
ただ単に、「伝わっていない」という事実。
私の思いや娘に対する心… それは偽りのない心
「伝わっていない」という事実… それは偽りのない事実

自分自身が見えてはじめて相手(娘)がありのままに見えてきます。

Think like a horse. (直訳:馬のように考えなさい。)

これは欧米の馬術家・調教師たちがよくいう言葉だそうです。
別々の乗馬クラブにいたタロウとルーカスが、葉山ハーモニーガーデンに迎えられるまでの2か月間をともに過ごした、御殿場のオリエント馬事センター代表の村上先生から教わりました。
村上先生は、わざわざ分娩用の広い馬房を二つに仕切り、別々の乗馬クラブから来たタロウとルーカスをとなり合わせで面倒を見てくださり、葉山ハーモニーガーデンに来る前に2頭の関係作りが始まる環境を作って下さいました。
タロウもルーカスも、これからどうなるのか不安で、心細いだろう。
もしタロウとルーカスの馬添い(馬同士の仲のこと)が悪ければ、タロウもルーカスも怪我のもと。なにより慣れないスタッフが危険にさらされる…
私に、馬の「Physical fine.  Mental happy」を教えてくださった先生です。

Think like a horseは人の心のひろさの分だけしかできない。
Think like a horseは人の心以上にはならない。
だから謙虚さが必要。

娘とのすれ違いの日々が続く中、
家内が、「村上先生の「Think like a horse.」を思い出したら?」と言いました。

…その2へ続きます。

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