こんにちは。
今日の里山はお天気は良いものの、風が強く、タロウとルーカスはお昼には厩舎に戻りました。
ここのところ、夕方にはとてもきれいな夕日が見られるので、今日は夕焼けの写真をご紹介します。
タロウのおもしろ写真が撮れたので、もう一枚!
また明日から、新しい一週間の始まりですね。
皆さま、今週も体調管理に気をつけてお過ごしください(*^_^*)。
また次回に!
2020年4月より、星とおひさま葉山里山の学校が開校いたしました。
素敵な先生方にご協力をいただき、愛情あふれるご家族とのつながりを大切にしていきたいと、スタートを心待ちに準備を進めておりましたが、コロナウィルスのために休日プログラムは延期になっている状況です。
ご入会いただいた皆様からは、しばしばメールでお子様の状況などをお知らせ頂いておりますが、その都度、皆さんのお顔を思い出しながら、安心したり、心配したりと、思いを馳せています。
こんな時でも私たちにできること、と思い、近況や日々の風景をお知らせできたらと、久しぶりにブログをアップすることにしました。
お子さまとの話題作りや、ちょっとした癒やし効果に役立てて頂けたら嬉しいです。
まずは、お久しぶりの2頭!!
冬の間、ついつい食べ過ぎてちょっと太ってしまったので💦、ダイエットに励み、やっと効果が見えてきた今日この頃。
この日は(4/21)、お天気が怪しかったので☁🌂厩舎前で、ブラシがけと爪の手入れをしました。
気持ちの良い空気のなか、うぐいすの「ホーホケキョ♪」はもちろん、最近は「キツツキ」が木を突く音も聞こえています。(4/22撮影)
その他にも、青空の下、美しいものがいっぱいです!
今日、最後の一枚!
この中に我が家の愛猫「との」ちゃんが写り込んでいます。
そんなところで寝ていたら、危ないのにねぇ!
簡単ではありますが、このような感じで随時更新して行く予定ですので、こんなところが見たいなぁ~とか、ここを写してほしい!というご要望がありましたら是非リクエストください!(もちろんお子さまからのリクエストお待ちしています! 可能な限りお応えしたいと思います!)
皆さまの生活のなかに、ほんの少しでも笑いが増え、お子さまの気持ちが和むことにつながればと願っています。
では、また次回に!(^_^)ノ””””
昨日は暑い一日でした~☀。
陽ざしは強いものの、風が吹くと気持ちの良い気候だったせいか、ルーカスが隣でお仕事中にも関わらず、お構いなしに昼食後のお昼寝を始めたタロウくんです💤。
まるで人間みたいにイビキをかきながらグ~グ~寝て、途中オナラもしちゃったりして…(;^ω^) タロウは持ち前の天然キャラでみんなの笑いを誘います!((´∀`*))
タロウのお昼寝シーンが見られるのも、あと少しの期間… 暑さが本格化するまでのこの時期だけのお楽しみです👀。
タロウ、いつも笑いをありがとう!
今日はポカポカとして春を感じる陽気ですね。
そろそろどうかな??と畑の土手を歩いてみると…
「あった!!!」
気にして見ていないと、あっという間に花が開いてしまう「ふきのとう」。
花芽が育ってしまうと苦みが強くなってしまうので、美味しく頂く場合は
小さなつぼみのうちに摘み取ります。春先の山菜は、冬の間に身体に溜まった毒素を排出してくるれる働きがあると言われていて、季節の変わり目のこの時期、天ぷらやお浸しで頂くと良いですね~。
駐車場の横には、この暖かさでちらほらと梅の花が咲き始めました。
風もなく穏やかな今日のハーモニーガーデン。
梅の花と水仙の香りが、温かな陽ざしの中で
甘く、何とも言えない良い香りが漂っています🌺。
数日前には「メジロ」🐤の姿も見ることができました(動きが速いので撮影できませんでしたが・・)。「うぐいす」も、もう少ししたら来るはずです。
里山では、季節の移り変わりを色々なところで感じることが出来ます🍃。
今日のおまけの一枚!
タロウとルーカス、ふすま湯飲ませてもらってご満悦!
悍馬(かんば)とは、気性が荒々しく、御しにくい馬のことです。
「名馬はことごとく悍馬より生ずる。」とは、伊達政宗公の言葉なのだそうです(山岡荘八著「伊達政宗」講談社)。
日本の中世政治史に詳しい、京都大学名誉教授の上横手雅敬教授(文学博士)によると、源平合戦の頃、武士達に尊ばれたのはおしなべて、皆、「悍馬」だったとのこと。
気性が激しい、個性が強い…
当時の侍たちは、そんな馬を敬遠するどころか、逆に尊敬し、愛し、信頼関係を構築して、愛馬に自分の命をあずけて戦場に赴き、侍たちの家族は、自分たちとともに暮らした「馬」と一緒にいる自分の父の、夫の、息子の無事を信じることができました。
「調教が入りにくい。」などという言葉とは全く無縁の世界ですね。
「調教が入りやすい。」と言えば、「素直」⇒「普通」⇒「平均的」⇒「育てやすい」。一概には言えないでしょうが、つい、そんなイメージをしてしまいます。
調教が「入らない」のではなく、馬の「個性」と向き合っていたのです。
「枠に収めよう」としていたのではなく、まったくその反対で、「馬の本質」を「引き出そう」としていたのです。
東京国立博物館所蔵の重要文化財「牧馬図屏風」などを見ても、「あぁ、大変だなぁ。」とか「昔の人は凄いなぁ。」と一目で感じられる様子が描かれています。
人々が皆、イキイキと、そして真剣に馬に向き合っている姿が凄いのです。
「名馬はことごとく悍馬より生ずる。」 と言っても、額面通りに、ただ「荒々しくて、御しにくい」ことだけを考えるのはすこし早とちり。
おとなしくて、やさしいけれど、ここ一番で勇敢さを発揮する馬の話は枚挙にいとまがありません。
鈍重で、のんびりさんの馬が、ここ一番の時に、その秘めたパワーを発揮したという事例も沢山あります。
いつも寝転んで昼寝して、草ばっかり食べて、人から見放された小さな競走馬が、大きくてたくましくて、負け知らずのエリート馬を、一対一のマッチレースで何馬身も差をつけてぶっちぎりで圧勝したという事例もあります。
タロウとルーカスも、個性豊ですよ。
タロウは、純粋でまっすぐで、駆け引きがまったくと言っていいほど通じません。でも人の「嘘のない心」を裏切ることはありません。
ルーカスは、フェラーリのような荒々しさとパワーを秘めているのに、そのパワーを自ら出そうとはしません。いつでも「人の心」を受け止め、受け入れて、寄り添ってくれます。
食い意地が張っているのはルーカス。
出された分を、きちんと食べて、その後あまり執着しないのはタロウ。
ちょっとしたことにビビるのはルーカス。
ビビったルーカスにビビるのがタロウ。
個性って、どんどん見えてきます。
大雑把に「こんな性格」などと言えるものではありません。本当にいろんなところが見えてきて、それこそ「!」と「?」の連続です。
ふと、考えてしまいます。
もしかしたら、昔の人々は馬並みに個性が多様で、たくましくて、「!」と「?」に敏感で、言語で認識するよりも、心で「感じる」ことの方が多かったのではないかと…
生きることに真剣に向き合うと、個性を抑えるのではなく、その個性を洗練して生き抜くことが必然的に求められるのではないかとも思えてきます。
「牧馬図屏風」に描かれている個性豊かな馬たちと、その馬たちに向き合っている人々の様子に思いを馳せると、その馬たちに関わった人々の個性の多様性が見えてきて、そして人々の多様な個性が受け入れられるだけではなく、尊ばれていたということも見えてくるのです。
「名馬はことごとく悍馬より生ずる。」
なんか、おおらかさと温かさを感じる、馬にも人にも優しいことばです。
これまで「里山学校」にいらして下さった皆さま。
「星とおひさま葉山里山学校」の皆さま
「馬の学校」の皆さま
もちろん、これから!と興味を持って下さっている皆さまも!
最近のタロウさんの話題をひとつ。
最近、タロウさんはよく人に噛みつきます。←さらりと書くようなことではないですが💦。
1月の里山学校でも甘噛みされてしまった子どもたちが少なからずいらっしゃいました。
痛い思いをさせてしまい、本当に申し訳ありませんでした。
昨年秋ごろは、とても穏やかで、人懐っこかったタロウさん。
ご近所の皆さまからも、
「最近、タロウちゃんの顔つき変ったよね。穏やかになったよね。」とか
「前はもっとわんぱくだったよ。最近、落ち着いているよね。」などと言われ、これも皆さまから愛情を注いで頂いたおかげとても嬉しく思っておりました。
2017年、初めて葉山に来たばかりの頃のタロウは、愛嬌があって、とても優しいけれど、人のパーソナルスペースにガンガン入ってきて甘噛みする、たまにちょっとやさぐれた雰囲気を見せる馬でした。
タロウが葉山に来た最初の年、ある馬術家がお見えになり、その際、その方がタロウに二の腕を噛まれてしまいました。
タロウは私たちが馬場で立ち話している最中に、またずかずかとその方のパーソナルスペースに入っていって、また噛みました。
その瞬間、その方は間髪を入れず、タロウの右顎に強烈なフックを一発放ち、「この噛み癖は、馬の悪癖の中でも一番悪い癖。あなたのリーダーシップがたりない証拠。」と言われてしまいました。(ショボン…)
その方はよほど腹が立ったのか、フックを放った後もボクシングのようなファイティングポーズを解かず、「また来たらもう一発お見舞いするぞ!! 人間を舐めるなよ!!」とのボディランゲージ。
タロウは白目を剥いて、顎をあげて鼻息を荒くし、敵意丸出しでした。
私は、この光景に少しショックを受けましたが、
「なにも馬を殴らなくても、『人を噛んではいけないよ。』という意思が伝われば、馬は噛みません。噛まれてから懲罰を与えるよりも、馬を良く見て、自分が圧迫感を感じるくらいのパーソナルスペースに入って来そうな時点で、『それ以上接近しないで。』と教えてあげればいいだけです。馬は理解しますよ。」
と言いながら、まだ興奮して白目を剥いているタロウに、「噛むのはノー。」とボディランゲージで伝えました。
そして息を吐き、言葉にならない私自身の「気」を静めて、「この人のパーソナルスペースから離れなさい。」と、これもボディランゲージで静かに優しく伝え、タロウは素直にブルルゥと息を吐きながら、その方のパーソナルスペースから出た行ったという出来事がありました。
その時感じたのは、その方が私を、そして私たちと暮らしているタロウとルーカスを「評価しようとしていたのかもしれない。」ということでした。
タロウは純粋真っすぐ君ですから、もっと何かを感じていたのかもしれません。
でも、タロウにフックを放ったその方は帰り際に、「ちょっと自分の馬との関わり方を考えてみる。」とチラッとおっしゃってくださったので、私はとても嬉しく思いました。
話は今にもどります。
私も最近のタロウの様子の変化がちょっと気になっていました。
でも、以前のタロウに「戻った」という感じではありません。
それは明らかです。
昨年秋ごろからの、あんなに穏やかに、人との関わり合いを、心から喜んでいたタロウは何だったのか…
「何か」あるのです。
タロウが言いたいことが…
ヒトにわかってほしい「何か」が…
そのメッセージはいったい何なのか?
そこでグランドワークの先生からのアドバイス。
「タロウは自尊心と自立心の塊で、かつ頑固。方向変換を何度もやってみては? パニッシュ(懲罰)なしでね。 時間がかかるかもしれないけれど。とりあえず、とにかく方向変換のトレーニングを沢山して、タロウといろんなやり取りをすること。そこからタロウが何かを思い出したり、あなたが何かに気づくかもしれない。」とのことでした。
方向変換はいつもやっていることですが、タロウさんに改めてきちんと、トレーニングとして付き合ってもらいました。
タロウさんと一緒に、方向変換のグランドワークをしているうちに、私は気づきました。
タロウさんは私と共に「今、ここ、自分」。
「心」と「体」が一致した会話を楽しみたかったのではないかと。
無心でタロウさんとグランドワークをしているうちに、ふと思いました。
もしかしたらタロウさん、あなた、これを「子どもたちとやりたいんだぁ!」ってこと??
おそらくタロウさんは、皆さまとのもっと深い、そして具体的なコミュニケーションを求めているように感じました。
次回から里山学校 (初めてではない方) や馬の学校でホースハーモニーを経験された皆さまへの説明とやり方が、もう一歩深いところへ行かざるを得なくなりました。
今までは「心」をメインにやって来ましたが、次回からは「心」と「体」を一致させる方向でホースハーモニーを進めていく予定です。どうぞお楽しみに🐴。
タロウさんからのギフトでした。