「星とおひさま里山学校」ある日の様子 Part.1

星とおひさま葉山里山学校は4月の本格的な開校を控え、1月からプレオープンしています。
今日は、その様子をご紹介します。

生徒の桃ちゃん(小2女子)、毎週1回朝10時に元気に通って来てくれています。今日は、まずタロウの馬房掃除から始めました。

私:「桃ちゃん、お馬さんのことはね、昔から『厩七部に乗り三部(うまやななぶに、のりさんぶ)』と言ってね、とにかくお馬さんの生活と命の面倒をみることが一番大切なんだよ。」
桃ちゃん:「ん・・・」
(言葉の意味は理解していません。当然です。でも敢えてそのまま説明してみました。)
私:「お馬さんのお部屋を掃除していると、ボロ(馬ふん)の色や形、おしっこのニオイから、お馬さんの体の調子や異変に気がつくからだよ。そのうち他にもたくさん、いろんなことに気がつくようになるよ。」
桃ちゃん:「うん。わかった。いろんなことに気がつくようになりたい!」

桃ちゃんはせっせとボロ取りをし、おしっこで湿った敷料を一生懸命に取り除いていきます。

私は「ちょっとタロウとルーカスの昼飼いを準備してるね。」 と言って、桃ちゃんの様子を見ながら、ときおり5分から10分、桃ちゃんから離れます。
桃ちゃん自身の「今、ここ、自分」を邪魔しないように…。

一通り馬房の中をきれいにした後に、桃ちゃんに聞きました。
私:「桃ちゃんはお母さんがきれいにフカフカにしてくれたお布団と、そうじゃないお布団のどっちが気持ちよく眠れる?」
桃ちゃん:「もちろんフカフカのお布団!」
私:「そうだよね。じゃぁ次は、タロウのお部屋をフカフカにしてあげようか。」
と言って、干し草の桶を桃ちゃんに。
桃ちゃんは、一生懸命に干し草をタロウの馬房に敷きます。

タロウが寝たときにでこぼこにならないようにと、小さな手で一掴みずつ丁寧に、均一に敷いています。集中力高いです!

私が横で見ていたら、桃ちゃんは、「平らになるように敷いてあげればタロウきもちいいよね。」と、干し草を一掴みずつとって平らに敷き始めました。
たっぷり時間をかけて。この優しさと心配り… 
私が教えることはありません。答えは桃ちゃんが既に持っています。
「ひたむきさ」とか「純粋さ」、「思いやり」を 桃ちゃんが見せてくれます。

私:「馬房の掃除は、掃除をしてくれた人のにおいが残るから、タロウは帰ってきたら、『あ、今日は桃ちゃんがやってくれた!』って喜ぶよ。それに、床がフカフカだから、今夜はぐっすり眠れるよ。」
にっこりと嬉しそうにうなずく桃ちゃん。

桃ちゃんにとっては小さくはない桶にいっぱいの干し草の量でした。タロウのためにすっごく頑張ったね!優しさあふれる笑顔です。

このあと、思いもよらない感動的な結末を迎えます。
馬房の掃除をしたのが午前10時40分。
タロウとルーカスを馬場から厩舎に戻し、昼飼いをつけたのが12時。
桃ちゃんはその後、友だちと畑を走り回って遊びます。

さざんかの花をたくさん拾って
秘密のアート制作活動♡
よく見ると手が真っ黒!まさかの炭遊び~

遊びを一旦やめて、 15時にはタロウとルーカスにおやつの飼い葉桶を持って厩舎に戻りました。 ←里山学校は定時では14時までなのですが、遊びたいだけイノコリ自由デス(笑)。

タロウの馬房の扉を開けて、私はびっくりしました(゚Д゚;)。

タロウが全身草だらけ。顔も、顎の下まで草だらけ・・・。

これは4本の足を投げ出して、頭を床につけて寝ていたことを意味します。
つまり、完全にリラックスして寝ていたということです。
「今夜」どころか、昼間から完全リラックスで寝ちゃった…
感動のあまり、写真を撮ることをすっかり忘れてしまいました。

私は毎朝、厩舎の扉を開けたときに、まず、タロウとルーカスの背中を見ます。背中に草がついていれば、体を横たえて熟睡した時間があったということを意味します。つまり、安心して眠ることができたということです。

でも、昼間にこのように完全にリラックスして、四肢を投げ出して頭を床につけて眠ることは、まだ寒いこの季節にはあまりないことです。

この日、タロウはよっぽど気持ち良かったのでしょう。
桃ちゃんの優しい「気」が溢れる馬房で、敷料も清潔でフカフカで…

こんなにもわかりやすくはっきりと反応してくれるタロウさん。
それを目の前で見て、心から喜ぶ桃ちゃん!

スタッフ一同、とても幸せな気持ちになりました。

ありがとう、桃ちゃん。
きっとタロウも「ありがとう!」って言ってるよ~🐴。

※本ブログへのお写真掲載とお子さまのお名前公表につきましては、お子さまのご家族さまより、ご承諾を頂いております。「こんなタイプの子がいるんだ」と読んで下さる方々に知って頂き、誰かの、何かの役に立ったら、というお母さまのからのご厚意あふれるお言葉を頂きました。感謝申し上げます。

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