先週に引き続き、いつも里山学校をスタッフとしてお手伝いして下さっているサクラさんが、今日もホースハーモニーのトレーニングに来てくださいました(o^―^o)。
前回は、タロウさんに何度もパクパクやられ💦、スルーされ💨、ルーカスと心を通じるまでに時間を要したサクラさん…でも、最後はばっちりと繋がりました。☞ Joyful Communication Part-1参照
(ちなみに前回は、冷たい風が強く、近くの田んぼで伐採した竹を裁断機にかける音が唸っていて、タロウとルーカスだけではなく、人間もかなり気が散る環境でした。)
今回は、いろいろとありましたが、そのダイジェスト版をお伝えします。
【タロウさん、まわれ右】
サクラさん、リーダーのはずでしたが、いつの間にか、逆にタロウさんに引っ張られて、お尻を向けられてしまいました。(写真↓)
この状態はあまりよくありません。
この状態で二人の心が離れたら危険です。
でも、サクラさんは慌てずにリードをチョンチョンと引いて、
「タロウ、今は、リーダーを見るんですよ。」と、
タロウさんの気持ちをサクラさんに引き戻します。
力(パワー)は使っていません。(下の3枚連続写真)
タロウさんの落ち着いた反転と、サクラさんのリードの緩みが、二人の「信頼関係」の深さです。
ここで二人が落ち着いていられたのはなぜでしょう。
それは、サクラさんの立ち振る舞いを見るとよく分かります。
たとえタロウさんがどんな態勢になっても、すっと立って、リラックスしているのです。ソフトスマイルで👍。
二人の間に「命令と服従」や「服従拒否」などと言った観念がなく、お互いの心のキャッチボールができています。
それが理由です。
【サクラさんのしっぽ】
タロウさんを引馬している途中、タロウさん、いきなり頭をあげてカプッといきそうになりましたが、サクラさん、きちんと抑えました。
「ノー!」(写真↓)
ところが今度は、引馬の最中に背中をカプッと。
サクラさん、母馬がしっぽで仔馬をたしなめるように、リードを上手に使ってたしなめます。(写真↓)
サクラさん:「噛まない!」
タロウさん:「ハイ⤵」
これ! とてもいい感じです。
タロウさんが、サクラさんにいちいちちょっかいを出し、サクラさんがそれを軽くかわしている姿。
「噛まれるのは、自分に、なにか足りないところがあるからだ。」とか、
「そもそも噛むのは、馬のしつけがなっていないからだ。」とか、
世間一般のそんな「枠」に囚われていません。
真正面からタロウさんの「在るがまま」に向き合っている姿が、見ている私たちを温かい気持ちにさせてくれます。
最後におまけの一枚📷。
今回のベストショット!(ピンボケもまたよし!!(;^ω^))
タロウさんとサクラさん、とてもユーモラスで、なんかドリフターズみたいですねー(笑)。
サクラさん、今回は、「いつでも」心がここに「在り」ました。
それにしても、ここまで向き合ってやり取りできて、タロウさんも、相当嬉しかったことと思います。
二人の、そして見ている私たちにとっても「Joyful Communication」でした。
今日も寒い中、ありがとうございました<m(__)m>。
【サクラさんのご感想】
前回は全然自分が出せなかったのですが、今回は少し出せたので、いろんなやり取りができました。
自分に余裕がないとか、あるとか、そういうのが、こうまでも色々なことに響いているかと、自分を丸裸にされる感じです。
自分にパワーがないときは向き合いきれないというのも感じたので、子供たちにも多くを求めてはいけないなーと思いました。
【スタッフより】
サクラさん、お疲れ様でした! 今回の気づきは、次回の気づきの種です。
今回感じたことが、どんどん洗練されていって、馬からどんなギフトをもらえるか、楽しみですね。(^^) 次回またお待ちしております。
次回は、今回サクラさんと一緒にホースハーモニーのトレーニングをして下さったおふたりとルーカスの様子をお伝えします📷。