馬と人の関係 リーダーシップ(30.7.24)

よく、「馬に信頼されるためには、馬に対して毅然としたリーダーにならなければならない。」と言われます。

目的:馬に信頼され、「命令」と「服従」の関係の関係が確立していること。
手段:馬に尊敬される、一目置かれるリーダーになること。

私も昔よく言われました。

馬は常に人の指示に従うもの。
勝手な行動は絶対に許されない。

実際のところ、この言葉を真に受ける人はどのくらいいるのか。

馬の信頼を得るために、毅然としたリーダーになる…
毅然としたリーダーでいるから、馬に信頼される…

でも、
本当にリーダーシップを発揮しなければならない相手は、
馬ではなく、

 

自分自身…なのかも…

 

自分を見失わないで。
今、ここにいるあなたがあなたですよ。
自分の未熟さに気づいて。
自分の価値観を考え直してみたら?
固定観念に気づいて。
どこを見ているの?本末転倒に気づいて。
そして何よりも…
恐れないで!!!!
そう、それでいいんだよ。安心して。
あなたの気持ちは受け止めているよ。

馬は何でも教えてくれます。
そんな相手にリーダーシップ…

群れにおけるリーダー馬の役割は、
群れの進む方向を示すこと。
群れの速度を示すことの二つだそうです。

示すこと。心と体が一致した状態で、示すこと。
そこで「力(パワー)」や「スキル」は重要視されません。

ヒトはウマではありません。
ウマもヒトではありません。

ウマとヒトの関係において、敢えてリーダーシップが必要だと言うのであれば、

それは、

ウマに対する外向きのリーダーシップではなく、自分自身に対する内向きのリーダーシップ。

「ヒト」が、「心と体が一致した状態」になっていること。
必要なときにだけ、
「心と体が一致した状態」で、
ウマに意志を示すことができること。
その意思は、性別、年齢、体力、障害の有無に関係なく、ウマに伝わるもの。

 

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